ー 住宅業界No.1の経営戦略パートナー
ブランド構築の上で重要なのは、自社の商品を「どんな人」に 購入してもらいたいのか?
それをより具体的に明示化することだといわれています。
このターゲットの明示化、経営陣では理解されていても、
実際に現場で働くスタッフまで落とし込みはされているでしょうか?
弊社の支援先クライアントで、ブランド構築は完了したが、 営業や広報までの落とし込みが不十分で、
集客から契約までのサイクルがうまく回っていない企業がございました。
今回は支援先の現場で行った分析の一部をご紹介します、
実際にクライアントが提示されたターゲット設定が下記になります。
○広報部でのターゲット設定
年齢 | 40代半ば~50代 |
家族構成 | 夫婦2人に、高校卒業し大学に通う子供が1人 子供は一人暮らしで、毎月8万円の仕送りをしている |
世帯年収 | 600万円(ご主人年収500万、奥様パート100万) |
自社の住宅ローン平均返済額 | 8~9万円 |
顧客の趣味・嗜好 | 休日に同世代の友人を招いてBBQやデッキ書斎での読書を楽しむ。 |
自社の差別化ポイント | 自然素材による健康住宅 敷地環境を活かした設計 |
上記のターゲット設定をご覧いただき、何か違和感は感じないでしょうか?
もし違和感を感じていなければ、かなり「まずい事態」です。
違和感を説明するために、なぜ「まずい事態」なのかを紐解いていきましょう。
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まずは「世帯年収」。
世帯年収が600万円とすると、手取り収入としては約470万円程と予測されます。
ボーナスを年2回、2か月分と設定し、470万円をから毎月の収入を割り出すと、
470万円/(12カ月+(2カ月*2回))=29.4万円
この家族は毎月約30万円の収入があることが予測されます。
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次に「家族構成」と「毎月の返済額」を見ていきます。
家族構成に「毎月8万円の仕送り」があると設定がありました、
また、自社の建物を買うためにローンを8~9万円払う必要も
あります。その他見えない経費として、住宅取得後にかかる、
固定資産税が年額約15~20万円とすると・・・
30万円-仕送り8万円-住宅ローン8万円-固定資産税等1万円=13万円
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こう考えていくと、手元には13万円しか残りません。
これで夫婦2人で生活できるお金といえるのでしょうか?
休日に友人を呼んでBBQをしたり、デッキや書斎で読書を 楽しむ余裕がある家庭でしょうか?
ターゲット設定を具体化することは、ブランド構築を行う上で重要です。
しかし、そのターゲット設定が矛盾をはらんでいる場合、存在しない顧客層がターゲットになるため集客もうまく行きません。
貴社が狙うターゲットは貴社の商品が好まれる層ですか?
そのターゲットは実際に貴社の商品を購入可能ですか?
そのターゲットを惹きつけるためには、どのような接客や広告が望まれるでしょうか?
弊社では、このような現在の貴社のターゲット設定の分析等も承っております。
自社の販促・営業が適正が診断してほしいとお考えの経営者様は、
お気軽に無料相談よりご相談ください
イノマルケティノ株式会社 佐藤