ビルダー経営における「サスティナブル成長」

投稿日:2018年12月17日

 

ビルダーを経営するにあたって非常に重要なことは、短期的な業績拡大ではなく、中長期的な企業成長だと我々は考えております。商品住宅の導入、ローコスト商品、外部建築家の活用など、企業を成長させると謳われるソリューションはたくさんありますが、中長期的な成長戦略を描けるのは経営者しかいません。2020年に向けて、中長期的な成長戦略を相談したい。そのような無料経営相談のご来社が増えております。

 

 

 

持続的かつ中長期的な成長を目指す上で重要視する数字とはどんなものでしょうか?
売上?利益?経常利益率?

 

「企業価値の向上」に最も重視する数字はなにか?というアンケートがあります。経営者の回答首位は、「売上高利益率」とされ、投資家の回答首位は「ROE」でした。要約すれば、「経営者は、利益を追求」し、「投資家は、資本から利益を生む効率」を大切にするということです。日本企業と米国企業の保有する総資産は同等でありながら、米国では株価、ROE、利益創出があがり、日本では内部留保が拡大していきました。利益を創出することがまず大事ですが、さらなる再投資によって中長期的な成長を目指すことが経営者の責務ではないでしょうか?

 

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※ROE(自己資本利益率)とは

 

自己資本利益率=当期純利益/自己資本 × 100

 

純資本を投下してどれだけの利益を創出するか?

【参考例】

・桧家ホールディングス:21%
・ミサワホーム:9%
・大和ハウス:17%
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地方ブランドビルダーにおけるROE

 

上場企業では、公開市場からの適切な意見を受け、再投資による成長戦略により『ROEを高めることが1つの命題』となります。これにより、さらなる成長(持続的かつ中長期的な成長)を目指すことができます。一方で中小企業の場合、売上・利益に目を向けどROEを高める視点が低くなりがちです。だからこそ、中小企業もROEを追求することでサスティナブル成長により、競争優位性を確立できると考えています。

 

実際に、地方における優良ビルダーは、創出した利益の再投資により、「スタジオ展開」、「多角化」、「ブランド化」をはかり、中長期的な成長を実現しています。結果的にROEは高い数字になります。かたや、PL思考で単年利益、内部留保、節税による帳簿外資本蓄積をしている企業は成長速度を落とし、企業の優位性に再投資するべき予算を適切に利用できていません。これでは、競争優位性の確立ができず、競合にシェアを奪われる機会をつくることになります。組織として創出した利益を、経営者が再投資によりさらなる企業成長につなげらないのは、経営怠慢ではないでしょうか?

 

 

 

サスティナブル成長への2STEP

 

 

1.ポジショニングによる企業成長

 

明確なポジショニング、マーケティング、組織化によりまずはエリアシェアを拡大する。これにより売上の拡大、利益の拡大を実現します。50棟ビルダー、100棟ビルダーへの成長することで市場への存在価値を実現する。

 

2.ブランド化・多角化による中長期成長

 

しっかりと利益を創出する企業になったら、次は再投資。既存事業を成長させながら、さらに強い企業への発展させていくことが経営者の使命です。大切な企業資本を眠らせずに、効果的に活用する。スタジオ展開、多角化、ブランド化、M&Aなどを検討し、競合他社に対して強い競争優位性を確立し続けることです。中長期成長に向けてROE20%~25%を目指すブランドビルダーへと発展していく。

 

50棟ビルダー、100棟ビルダーへの成長はもちろんですが、2020年以降の中長期成長戦略に向けて「ブランド化」、「多角化」、「スタジオ展開」を検討されている経営者の方、再投資によるROEの高い経営戦略を検討されている方は、ぜひ無料経営カウンセリグをご利用下さい。

 

2018年12月17日 投稿|     

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