なぜ、組織においてブログの更新は止まるのか?

投稿日:2020年01月24日

全国400社以上の経営相談を伺う中で、意外と多い「ブログ運用不全」。

住宅会社様がブログを運用される利点としては、無料で会社や従業員のファン化のコンテンツを提供できることです。

もちろんWebサイトの内部対策としての効果もあります。

 

 

そのためブログでは日々の仕事の報告や気づきや学びを通じて、

 

どんな思いで設計しているのか?

働いている人はどんなことを考えているのか?

どんな雰囲気の会社なのか?

 

ということをよく発信されるかと思います。

 

 

一方ブログの内容を見たお客様は、

 

良いサービスを提供してくれそうか?

顧客に寄り添った提案をしてくれるのか?

高い設計力を持っているのか?(磨くための努力をしているのか?)

この会社は信用できそうか?

などを見ています。

 

この会社で商品を買うに相応しいか見極めているだけではなく、

従業員の仕事への熱量を通じて、品質の高いサービスを求めるケースもあります。

 

 

ところで、掲題の「なぜ、組織においてブログの更新は止まるのか?」に関しては、よく聞く話であります。

 

その理由としては、

・業務量が多すぎて手が回らない

・顧客増加に伴い一時的に優先度が落ちている

・何を書いて良いのかスタッフが理解していない

・投稿の仕方がマニュアル化されていない

 

そのようなスタッフにいくら「ブログの更新をしてください」と厳しく伝えたところで、状況は変わりません。

 

 

 

①業務量が多すぎる

 

新入社員や少人数で役割を兼務をしながら仕事をしている会社などでは、

他のタスクで逼迫して社長と同じ業務量でも3倍以上仕事がかかるスタッフも多いことかと思います。

 

そのような場合は、業務量が適切か?適切な場合はなぜ時間がかかりすぎてしまっているのか?を考えます。

 

・業務の分類

 考えることが必要な業務、ある程度型にはまっているので作業業務の2つに分類をします。

考えることが必要な業務はまとめて頭が冴える時や集中できるタイミングで実施。

例)出社直後は電話が鳴らず、頭も冴えているので朝1時間でプラン検討。

 

 ある程度型にはまっている作業の業務は作業時間を例えば30分などと決めて実施。

次回以降同程度の作業は少し時間を圧縮しながらできるようにする。

例)手書きパース制作を1時間で実施した。→次回は45分で実施。

 

・優先度づけ

 1日のタスク全てをポストイットに書き出し、「重要度」「緊急度」に応じて並べかえる。

A4の紙に十字を引き、上段は重要度が高いもの、下段は重要度が低いものに分類。

さらに、右側は緊急度が高いもの、左側は緊急度が低いものに分類。

 

 右上のゾーンから手をつけ、タスク内容に応じて左上→右下→左下の順に実施。

 新卒社員の場合は、重要度緊急度分けが苦手なスタッフもいるので一緒に分類してあげても良い。

 

もちろん、一人前ではないスタッフの場合は、作業をこなすことで仕事を覚えて、

スピードをあげる時期になるので多少オーバーワークでも踏ん張ってもらう必要がある。

その場合は、その意図を本人に伝えることが重要だ。

 

意図を説明せずただ投げやりに仕事を依頼していると、スタッフはなぜ自分がこんなに終わらないほど仕事が積み重なっているのに、

上司は気にかけず、手を差し伸べてくれないのだろう?と信頼感を失うことに繋がるので要注意だ。

 

 

 

②何を書いていいかわからない

 更新内容の具体例の提示と、その人に書いて欲しい内容の提示を行う。

 例えば設計士であれば、会社がというより自分がいいな!勉強になったな!と思うことで良い。

 

 ・お客様との打ち合わせでよく聞かれること

 ・最近いいな、と思った建築

 ・他の設計士または他社でやっていていいなと思った設計方法

 ・最近行ってよかったお店の紹介

 ・現場回りで気になったこと

 ・趣味で楽しかったこと

 

そのようにブログを書く場を設けることで、良い情報を積極的に得ようとする。

本でも学びにはなるが、一番自分が経験して、見て、感じて思ったことを書いた方が

ありきたりな言葉にならずに相手にも伝えられることができる。

 

人に面白いものを伝えたい!そういうものに出会ったらメモに控えておいてお客様にも積極的に共有をして欲しい。

そしてまずは書いてみること。拙い文章でも良いので書くことをオススメする。

 

 

 

③ブログの更新の仕方がわからない

 これはもはやマニュアル化して毎回教えなくても良いように仕組みづくりが必要だ。

実はこのような更新や作業のマニュアルも有無によって当人またはその他のスタッフの生産性を落とすことになる。

 

 基本的な更新などの業務マニュアルは毎回教える人の時間を無限に奪い続けるので早々に仕組化しておくことが急務。

 

 

 

このように、単純な問題に見えて実は、スタッフさんはブログを更新できないですよという状態や、

ブログ書けないですよという状態だったりする。

 

しかし、お客様にスタッフさんの思いを伝えられることは何よりのファン化になり、営業ツールとしてもなり得る。

 

過去のお話ですが、クライアント先の施工管理のスタッフさんは普段は口数がそこまで多くない方でしたが、

ブログを見てファンになったお客様から「ブロガーの〇〇さん」と呼ばれて親しまれていた方もいらっしゃいました。たかがブログ、されどブログです。

 

 

もちろんスタッフが本当にやらなければいけない仕事ではないと割り切って、ブログ更新をさせない会社さんもいらっしゃいますが、

 

今回はブログ更新の秘訣と利点などを紹介させて頂きました。

ブログ100のネタ出し方法などは長くなりますので、後日ご紹介をさせて頂きます。

 

 

「社員がなぜか疲弊している・・」

「スタッフは増えたのに忙しさが変わらない・・」

「生産性を上げたい・・」

という経営者の方は、「組織の作り方について聞きたいのですが・・・」とご連絡下さい。

仕組化・標準化について事例を交えながら、貴社に最適な組織の作り方についてお話させていただきます。まずは、無料の経営相談をご利用下さい。

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淺田

2020年1月24日 投稿|     

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