会社を伸ばす現場監督、会社を潰す現場監督

投稿日:2020年01月23日

 

年間450社以上の住宅会社経営を見させていただきますと、利益の確保は現場力に依存するということを改めて感じます。ビルダー経営においては、進行基準ではなく、完工基準で決算をするのがようやく業界定着してきたように感じますが、売上は営業による契約ではなく、現場監督による完工によって成り立ちます。ゆえに、現場監督、施工管理の組織力がなければ、住宅会社の経営は安定・成長しません。

 

 

 

 

ところが、多くの住宅会社における現場管理では、

 

・工期が延長する
・完工粗利益が低下する
・クレームがおきる、監督の電話が鳴り止まない
・現場監督が育たない、離職する

 

という問題に当たります。これでは、どんなに営業を強化しても、会社の売上、利益は伸びていきません。これらの現場管理の課題は、多くの場合、「現場監督のコミュニケーション力」に依存していることにあります。

 

 

 

創業当初の現場監督は、コミュニケーションと責任感を持って完工を担保することができます。しかし、それと同じようにできる現場監督が育ちません。これは、現場管理だけではなく営業にも同じことが言えます。しかし、営業の場合、広告や営業ツール、あるいは商品力によって契約率をある程度まで標準化することができますが、現場監督においてはこれが通用しません。

 

工程管理システム、現場管理チェックシート、収まりルールなどをつくるのですが、笛吹けど踊らずでうまく活用できません。使っていても工期が延びる、利益が落ちる、クレームが生まれます。

 

・こういう問題が発生したら、こっちの職人にお願いして対応しろ
・こういう収まりが起きたら、こうやって直し工事をやってもらえ
・お客様に聞かれたら、こういう表現でお伝えしろ

 

どんなにツールがあっても、現場監督の育成を見てみると、上記のような「空気を読んだ、経験に基づく、口頭伝承」による育成になってしまい、人が育たないのです。一方で、年間100棟を越える完工をしていても、クレーム0、新卒が育ち離職しない、工期の安定、粗利の安定、月間完工棟数の安定を実現できている会社もあります。

 

多くの現場トラブル、お客様トラブルは、「着工前」に9割おきています。

 

・営業 設計と現場監督の引き継ぎが不十分
・お客様と決めていない項目を抱えたまま、着工
・契約前と契約後の図面の説明がお客様にされていない
・お客様のイメージと、施工に大きなギャップがある
・工程管理がそもそもゆるい、スケジュール管理されていない

 

などです。着工前に問題を潰すシステムと育成研修を構築し、現場監督チームの文化をつくることで会社は成長します。コミュニケーション能力で仕事をしている現場監督は、自分はできますが人を育てることができません。現場管理システムで仕事をしている現場監督は、自分もでき、人を育て、再現性のある工事を実施できます。

 

安定完工には、再現性の高い施工管理が必要不可欠です。ですから、コミュニケーション能力に依存する現場監督は、会社を潰します。施工システムを作れる現場監督は、会社を成長させます。

 

現場監督が育たない、現場監督がやめてしまう、1人の現場監督に売上依存している、クレームが多く不安である、工期や粗利が荒れに荒れる、という課題を抱えている住宅会社経営者様。強い現場監督チームを作りませんか?着工前に問題の90%を解決しませんか?まずは、お気軽にご相談下さい。

 

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2020年1月23日 投稿|     

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