ー 住宅業界No.1の経営戦略パートナー
スモールバットドメインナンバー1戦略
(Small but Domain No1)
*結論*
100棟ビルダー(地域No1ビルダー)になるには、
スモールバットドメインナンバー1戦略で行こう
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【アジェンダ】
①日本製造業の復活戦略
スモールバットグローバルナンバー1
②住宅業界の成長戦略
スモールバットドメインナンバー1
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住宅会社、工務店、設計事務所が100棟ビルダー(No1ビルダー)となるためには、
絶対的にポジショニングが重要になる。まずはNo1になり、その領域を拡大する。
そうやって多くの100棟ビルダーの成長に寄与してきた我々が参考にしている考え方があります。
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日本製造業の復活戦略
スモールバットグローバルナンバー1
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*日本製造業の競争力低下
日本製造業の売上高利益率(ROS)は欧米に比べて低い。
高度経済成長期に日本の成長を支えた製造業がグローバルに見て負けている。
欧州企業のROSは、10%~。米国企業のROSは20%~。それに比べて日本企業の
ROSは、現在5%程度と低い。高度成長期には、12%前後あったにもかかわらずである。
*グローバルNo1戦略
しかし、そんな日本にもROS30~40%を出す企業が存在する。
ニッチな市場でもGlobal No1になることで高収益企業となっているのである。
例えば、ファナックであり、オムロンであり、京セラであり、村田製作所である。
特定領域でシェアを握り、グローバルNo1になることで強い会社を作る。
オムロンなどは、その領域を拡大することで売り上げ7000億円企業である。
過当競争となる成長市場、大市場だけが全てではないのである。
*1位になることに意義がある
かつてGEのジャックウェルチが「選択と集中」で市場1位か2位以外の事業は撤退したのと同じように、市場で1位or2位になる事業で勝つことが高収益企業のポイントである。3位以下となれば、当然ながら利益率を落とし、高い価値を発揮することが困難になる。市場全体を見た時に、「比較優位」の原理からもそうでなければ、単純に存在意義を失うことになる。
だからこそ、日本製造業には、スモールバットグローバルナンバー1戦略が重要とされています。
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住宅業界の成長戦略
スモールバットドメインナンバー1
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では、それを住宅業界に活用するとどうなるであろうか?
これがまさに100棟ビルダーがその成長原動力とするポジショニング戦略となります。
県内No1、あるいは100棟ビルダーは、平均的な住宅会社と比較して、
その高い付加価値により売上高利益率(ROS)は高くなっています。
平均的に、売上高経常利益率は、10%~20%となります。この収益率が企業を強くします。
*ポジショニング戦略
そのポジショニングのスタートは、特定領域No1戦略です。
すなわち、スモールバットドメインナンバー1戦略戦略です。
1位か2位になれるドメインの選択から始まります
・工務店、設計事務所、住宅会社 etcカテゴリー
・デザイン 自然素材 性能 etc商品サービス
で自社のコアコンピタンス、競合状態、市場ニーズからみて1位になる場所を決めます。
製造業と同じように、急成長、大市場だからという理由は一切必要ありません。
むしろ、その領域に踏み込むことで、3位以下になる市場を選ぶことになりかねません。
*エリアNo1戦略
全国ある程度、どのエリアにおいても新築着工棟数の3%までは絶対に届きます。
例えば、年間2500棟の着工棟数エリアであれば、単純に75棟は可能ということになります。
弊社のクライアント企業では、この選択によりエリアシェア10~30%を実現している会社はたくさんあります。
特定領域で1位になり、その領域を拡大する。
※但し、拡大時も1位or2位になれるドメインを選択
Ex)
設計事務所で狭小住宅→二世帯住宅→デザイナーズ住宅→**エリアで設計事務所でNo1
自然素材でつくる北欧風住宅→和モダン住宅→**エリアで自然素材デザインNo1
*高収益型ブランドビルダーへ
これにより、県内No1ビルダーになることができます。
しかも、ドメインNo1の事業ばかりを有するため、高収益の企業となることができます。
単純に短期的に、年間棟数を伸ばすだけなら方策はたくさんありますが、
強い企業にならなければ、本質的に意味がありません。
高収益型ブランド企業を目指すためには、戦略が重要です。
継続的かつ強いNo1ビルダーを目指すには、「Small but Domain No1」戦略が重要だと我々は考えています。
縮小する住宅市場において、No1になり高収益型企業となることが本質的に今、求められる経営ではないでしょうか?