ー 住宅業界No.1の経営戦略パートナー
明けましておめでとうございます。本年もクライアント企業成長に貢献し、経営者、スタッフ、お客様(生活者)の皆様の幸福追求に向けて精進していきますので宜しくお願い致します。
さて、2015年を迎えて新たな目標設定をする企業様も多く、「利益と売上どっちを大事にすればいいの?」という相談をいただくことも多いのでブログで記載したいと思います。
極論、両方大事です。「売上は、シェアを示すもの」であり、「利益は会社の成績を示すもの」です。だから両方大事ですが、相対論でいえば間違いなく利益の方が大事になります。
経営において「利益」は『決まる』ものではなく、経営者が『決める』ものです。経営は結果論の過去計算ではなく、未来計算で実現していくものです。成り行きの「行き当りバッタリ経営」ではビジョンの実現は不可能です。
なので、経営計画は売上目標ではなく、利益目標から決めて行きます。言い換えるならば、「いくら売上をだせるか」ではなく、「いくら売上が必要か」から考える必要があります。この逆算の利益目標には、当然ならが未来への投資やブランディングの費用も算出しなければ明日の企業成長は望めません。
決める順は以下の通りです
①経常利益
②営業利益
③人件費/経費
④粗利
⑤売上
⑤’原価(仕入れ)
利益から逆算して売上を決める。なんとなくの前期売上から予想したちっぽけな今期売上目標を掲げる会社の成長率と、利益目標から逆算してざっくりの管理会計で成長を目指す会社の成長率では間違いなく後者の方が成長しています。
これから縮小していく(60万戸市場)中で、2015年の利益目標、経営計画は明確でしょうか?行き当たりばったりではなく、明確な目標と経営戦略を持って経営をして行きましょう。