ー 住宅業界No.1の経営戦略パートナー
地方で数々の新築事業の立ち上げをお手伝いさせていただきましたが、
必ず起こると言われているのが”リノベーション、大型リフォームの相談”の増加です。
新築の見学会なのに、リノベーションのアポイントが1日で5件以上というのも全く珍しくなく、
逆に言えばリノベーションの相談がないことはおかしいともいえるでしょう。
リノベーション、リフォームは労働集約型ですが、エンドユーザーから見ると
技術面、デザイン面で”新築>>>リノベーション、大型リフォーム”と認識されています。
ですので、オシャレなリノベーションをしたいと思ったとき、リフォーム会社ではなくデザイナーズ住宅をしている会社に相談をする傾向があります。
地方では今後より一層、新築の市場は非常に厳しいものになります。
しかし、立ち上げでお手伝いさせていただいてる企業様の中では”今は新築とれているし、受注がとれている間は新築オンリーで…”と考え、
リノベーション事業の強化を後回しにする企業様もいらっしゃいます。
厳しい表現だとは重々承知ですが、いつまで新築の受注に頼ることができるのか、
いつ新築の需要が弱まるのかを具体的に予測できない限り、新築に頼るという判断は非常にリスクが高すぎる行為ではないでしょうか。
今後必ず新築の市場は縮小します。
その中で、景気変動のセンシティビティーを低くし、今後の売上・利益を
安定させるためにも、今”新築事業の勢いがある頃”にリノベーション事業の強化、立ち上げを強くお勧めします。
リノベーション事業に着手すると、知識、技術、施工管理面で自社の課題も把握できます。
ここで無理だと判断するのか、もしくはいつ冷え込むか分からない新築市場に依存するのか。
多少苦労したとしても自社の収益性、組織力を強化し、市場リスク管理を行う道を選ぶのか。
東海のクライアントのリノベ事業の打ち合わせの後、ふと考えさせる一日でした。
イノマルケティノ鄭