M&A 事業継承に関するお話

投稿日:2017年03月06日

 

あまり数が多いわけではありませんが、

近年、M&Aに関する案件や、事業継承に関する案件をご支援させていただくことがあります。

 

企業のゴール設定はまちまちですが、私たちは、企業は継続成長することで市場に価値を創造していくべきだと考えています。事業の寿命や企業の寿命は短命化していますが、本来的には、1代の経営者の経営期間を超えて企業が継続的な価値を創造することが社会の公器としての役割だと思うのです。ですから、経営者たる者は、次の経営者を育成し、その事業を継続すること。も1つの経営責任ではないか?そう考えています。

 

著書ビジョナリーカンパニーによれば、時代を超えて価値を創造する会社の事業継承者は、社内からの生え抜きです。外部からのカリスマが継続成長する企業を作る可能性は決して高くない。経営判断軸、価値観の継承という意味で言えば、やはり生え抜きが最も確率が高い。日本企業ならではの同族経営も決して成長企業には向いていない。企業は、家族の資産運用ではない。最も経営者として適切な人材を選ぶという経営者の責任から言えば、それが自分の息子である確率が高いはずもないのです。もちろん、帝王学というものもありますが、実際は社内からの生え抜きのほうが優秀であることのほうが往々にしてあります。

 

 

2016年東京商工リサーチ「全国の社長年齢の調査」データによれば、

 

①経営者の年齢向上と共に、企業の増収率増益率は落ちる

②社長交代があった企業は、無かった企業と比べて経常利益率が高い

 

ということもわかっており、「社長の過去の成功体験が時代に即した経営の妨げとなったり、後継者が不在の場合は新規の投資意欲を削ぎ、付加価値や競争力が減退し業績悪化に繋がっていることを意味している」とも考察されています。

 

 

国家は企業なり。中小企業が日本の経済を支え、日本の技術を支え、日本の雇用を支えている。私たちはそう考えています。しかし、中小企業経営者の年齢は増加の一途をたどっており、廃業などに伴う企業数の減少が見られています。また添付のデータが示すように、親族内継承が低下し、生え抜きへの継承、社外第三者への継承が近年増加しています。

 

  

 

 

企業の未来を考えてM&Aをする。それにより、事業を継続させ雇用を守る。事業を守る。そして発展させていく。そういう選択肢もあると思います。実際にそういったケースに私たちも携わっています。が、本来経営者の経営責任には、経営者育成と事業継承があるのではないでしょうか?企業経営は、ゴーイングコンサーンという意味で継続的に社会に価値を創出することに意義がある。そういう意味では、やはり、30代後半、40代前半には10年スパンで経営者を育成していく。その覚悟が経営者には必要です。よくあるケースですが、50代、60代になってから考えるのはあまりに行き当たりばったりであり、経営者の怠慢ではないか?そう思います。

 

お客様に1番に選ばれ、100年続くブランド企業を作る

 

そこに私たちのMissionがあります。事業継承を見据えた経営体制を作りたい。あるいはM&Aを見据えた経営体制を作りたい。という方は、無料経営カウンセリングをご利用下さい。このように20年、30年スパンで今を見つめる経営はすごく重要です。志ある中小企業を増やすこと。そこに日本の未来があると考えています。

 

 

2017年3月6日 投稿|     

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