住宅業界における「経営者の4タイプ」

投稿日:2019年05月10日

 

企業は経営する企業フェーズにとって、経営者の役割が異なります。
また、4タイプの経営者型があり、得意不得意が明確に分かれています。

 

企業フェーズについて

 

~15棟 草創期
~50棟 成長期前半
~100棟 成長期後半
その後 成熟期

 

草創期における「商品不在症」では、経営者はアイディアにより、市場から選ばれる商品を確立する必要があります。成長期前半における「職人集団症」では、マーケティングや仕組み化によりスーパーマンではなくても売上を作れる体制を構築する必要があります。成長期後半になると、「マネジメント不全症」が起こるため、採用、育成、管理によるマネジメント体制による売上拡大を目指す必要があります。成熟期では、収益の最大化、優位性の確保、次事業の開発が求めれれます。

 

経営者は、フェーズによって

 

①アイディア・営業
②マーケティング・仕組み化
③マネジメント・組織化
④経営戦略・新事業開発

と役割が大きく変わります。

 

一方で、全国様々なビルダー経営者の方からご相談をいただいていると、経営者のタイプには4つあり、そのタイプにより、フェーズの得意不得意があり、同じタイプの経営者は、同じ壁に躓いている。という1つの事実がわかります。経営は、環境適応業です。自分は自分ではすまされず、企業の成長発展のために、経営者自身が変化し、成長していかなくてはなりません。まずは、ご自身がどのタイプで、どの企業課題にぶつかっているか?を考えてみませんか?

 

 

経営者の4タイプ

 

ビルダー経営者には、大きく4つのタイプが存在しています。

 

①営業型
②マーケティング型
③品質職人型
④アーティンスト型



それぞれの特徴は、以下の通りです。

 

①営業型

 営業が得意で、営業フローをつくる事に長けており、最前線でチームを指揮できる。常に新しい商品を入手してきて、会社の売上をつくる能力が高い。ネックは、「常に売れる商品を仕入れる必要性」があること。また、売上を作れるか否か、が判断基準になるため、人が育ちにくく、離職率が高い傾向にある。情に厚く、成果に冷たいタイプ。営業部長系出身の経営者に多い。

 

②マーケティング型

 お客様の感性を刺激し、購買意欲の高い見込み客を集める能力に長けている。信条は、「マーケティングは、販売を不要にすること」である。マーケティングシステムをつくることに長けているので、人材レベルに依存しにくいビジネスモデルをつくる。ネックは、時代による顧客ニーズの変化、広告媒体の変化への対応。採用も得意のため、組織化も割と得意。

 

③品質職人型

 サービス品質へのこだわりが強く、職人肌。人の採用、育成は得意ではなく、自分がやる方が早くて高品質になるという考えが強い。人を育てたり、チームによる役割分担が企業ネックとなるため、組織化しにくい。個人商店から企業への転身が難しい。顧客満足による紹介が多いが、営業マーケティングの時点で市場認知度は負けている。建築士、現場監督出身者に多い傾向。

 

④アーティンスト型

 培った感性により、唯一無二の尖った商品サービスをつくる。熱烈なファンをつくることができる。経営者の「センス」が武器のため、権限を委譲し、組織化しにくく、常に情報収集を行い、現場から外れることが難しい。言語化、システム化が苦手。一方で、ファンとなる人材を採用し、チームがつくれると強い。ネックは、時代や市場に合わせて常に経営者の感覚で優位性が必要なため、商品と一緒に衰退してしまうリスクがある。

 

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2019年5月10日 投稿|     

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