中小企業は、「数字」で考えればもっと儲かる!

投稿日:2014年09月12日

弊社の経営コンサルタントは、毎年年間200名以上の経営者の方にお会いさせていただきますが、儲かっていない会社にはある大きな共通点があります。それは、「ビジネスをきちんと数字で考えていない」ということ。これを私たちは、「行き当たりばったり経営」症候群と呼んでいます。

 

・経営計画書はない

・利益率のばらつきが大きい

・3カ年計画を達成する具体的戦略・戦術がない

・そもそも目指している数字目標がない

・まず経営的にどこにいくか(年間売上・経常利益)が定まっていない

・KPIとその実行スケジュールがない

 

「思考は現実化する」という法則がありますが、知的創造の後に、物的創造がある以上、行き当たりばったりで描きたい未来を創造することは100%不可能です。

 

 

 

 

弊社は、住宅業界(新築・リフォーム・不動産)に特化した経営コンサルティングをしていますので、

 

・なんとなく年間10棟をやっている経営者

・利益率設定が25%以下の経営者

・来期の契約棟数目標が30棟以下の経営者

 

の方には、まず絶対にここまでいきましょうということを数字で示しております。

 

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▶良くある儲かっていない工務店例

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・売上2.4億円(年間12棟/スタッフ6名)

・利益率23%  粗利額5520万円

・広告宣伝500万円

・社長報酬1000万円

・スタッフ3000万円(500万円×6人)

・固定経費1000万円

・経常20万円

 

→多少前後はあるけど、大半がこんなもんです。今期は出たな!で数百万円の経常。すると、利益が大してないので商品開発もできない、採用も育成もできない。ただ日銭を稼ぐ為の会社である。ご飯を食べる為に生きている状態。また年間30棟以上やっていないと地域でのブランド力がないので市場(新築着工棟数)、他社(参入、FCなど)の影響をモロに受けることになります。

 

 

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▶まずは目指すライン

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・売上6億円(年間30棟/スタッフ12名)

・利益率28%  粗利額1億6800万円

・広告宣伝1800万円(3%)

・社長報酬1500万円

・スタッフ6000万円(500万円×12人)

・固定経費1500万円

・経常6000万円(経常利益率10%)

 

やっぱりこのくらいはやらないとそもそも会社を経営している意味がないと思う。ここで粗利が24%だと経常3600万円(経常利益率6%)、粗利が20%だと経常1200万円(経常利益率2%)。意外と経常2~3%くらいの会社が日本の大半かなと思います。

 

 

しっかり利益を残すことで、未来への投資をしっかりする。会社の未来を作る。経営者の仕事は今日の売上を作ることではありません。未来の売上をしっかり設計していくべきではないでしょうか?

2014年9月12日 投稿|     

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