リフォーム会社を成長させる方法

投稿日:2015年05月12日

今日は「リフォーム会社を成長させる方法」についてです。

 

これから新築市場は冷え込むので新築会社もリフォームに参入しましょうという話をよく聞きますが、大抵の会社は成功しません。2014年に駆け込みの反動で新築市場が落ち込むということで2013年にリフォームに手を出した会社は、2014年に業績を落としました。2013年にエリアで新築のポジションシェアを取ることに集中した会社は2014年にも影響なく好調でした。2016年9月以降も同様です。リフォームの方が新築よりも手間がかかるのに単価も粗利も低いため、新築会社からリフォームに参入しても成功できません。物理の法則上無理があります。

 

成功には定石があります。

 

経営を知らない偽物のコンサルは商品を売ることが目的なので本質的ではないことは多くあります。自分の頭で考えて本質的にジャッジできない経営者でないと会社を成長させることはできません。

 

ということで新築注文住宅会社を伸ばすという実績は多くありますが、実はリフォーム会社にも定石があります。

 

リフォーム会社、例えば売上5億円規模のリフォーム会社が10億円の壁を突破するために必要なことはなにか?

・どこから学んできた大型リフォームの広告を打っても契約は取れません。

・人月ビジネスで人を採用してコツコツ積み上げても10億円は突破できません。

・優秀な人材も幹部候補もいないので常に現場から抜け出すことができません。

 

高単価で高付加価値な仕事をして、優秀な人材を採用育成していくために必要なことはなにか?

 

それは、「新築ビジネス」に参入することです。

新築ビジネスを活用することで①新築売上(単価が大きく粗利も大きく手間もかからない)と②大規模リフォーム(単価が大きく粗利も大きい)というビジネスを立ち上げることができるようになります。

 

これは、新築をきちんとブランディングすることで高単価になるお客様を集客契約に導くことができ、さらには若手人材、優秀な人材を集客採用できるようになるという効果もあります。

 

とはいえ、どんな新築でもいいかといえばそんなことはありません。

ローコスト住宅や、どこにでもある企画住宅を始めてもブランド力がないため、リフォームとのシナジー効果を生まないことが多くあります。ただ始めればいいでキューブ系のハウスを始めても売上は伸びません。経営資源の分散にしかならない新築事業を立ち上げてしまう会社が8割ではないかと思います。

 

新築、リフォーム共に売上10億円を突破し(合算20億円)、経常利益率を10%以上にする強い会社を作ることは可能であるにもかかわらず、ローコスト住宅屋さんや小さな工事を請け負う便利屋リフォーム会社になってしまっている会社さんが数多くあります。

 

ブランドのない会社には、優秀な人材は集まりません

ブランドのない会社には、優良なお客様は訪れません

 

結果、高付加価値なサービスを提供できないために「貧乏暇なしの行き当たりばったり経営」へと陥ることになります。その会社はスタッフを幸せにすることができるでしょうか?

 

新築とリフォームでシナジーを生み、ブランドを持つ会社になること。

これこそが、これからのリフォーム会社の生き道であると思います。

 

 

 

2015年5月12日 投稿|     

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