「育っていない」は、育てていない社長のせい

投稿日:2018年08月14日

 

「優秀な経営陣が育っていない」
「優秀な管理職・マネージャーが育たない」

 

中小企業である、地域工務店・設計事務所ではこのような経営者のお声を毎日のように聞きます。優秀な経営陣、マネージャーが育たなければ、できる人を育てることができません。また離職率も高くなるため組織の拡大を望むことはできません。「できる人」を「できる人を育てる人」へとしていくことが組織戦略上、最重要になります。

 

「経営とは、他人を通じて物事を達成する業である」

これは、P.F.ドラッカーの言葉です。

 

 

1人でできる事は大きくありません。
また、少人数のできる集団で仕事をしていては、その影響力は小さなものに過ぎません。あるいは、小さなできる集団(組織課題としての「職人集団症」)では、マーケットシェアを獲得することができず、企業の持続的発展をすることが難しくなります。ですから、経営者はできる人を育て、さらに組織としてできる人ができる人を育てる組織をつくることで、組織を拡大し、シェアを獲得することでポジションを取ることが重要になります。

 

企業において経営者よりも優秀な人材が集まることはありません。また、勝手に優秀な人材が育つこともありません。ですから、企業に優秀な経営陣、マネージャーは「育っていない」のではなく、経営者自身が「育てていない」というはじめの一歩である「自覚」をすることが重要です。

 

 

 

当たり前の話ですが、企業は潰れてはいけない。
潰れてしまえば、そのステークホルダーに多大なる迷惑をかけることになります。ですから、ゴーイングしないといけない。ゴーイングしていくためには、松明の火を絶やさぬように、できる人ができる人を育てることは、必須命題です。

 

 

経営者の評価は、「業績」と「後継者の育成」

 

経営者の評価は、しっかりと業績を残すこと。そして、ゴーイングするための後継者の育成をできたかどうか?であると言われます。ですから、社長は自分が死んだ時に経営をできるような経営陣を育てる責任があります。同じように経営陣、マネージャーも業績を残し、その職務の後継者を残す責任があります。

 

 

あなたの評価者は、部下の部下

 

経営者は、経営陣を。
経営陣は、マネジメント陣を。
マネジメント陣は、メンバーを。

 

業績を発展させながら、次の人を育成する。
企業がポジションをとるために、ゴーイングするために「人の育成」は必須不可欠です。まず、「できる人」に育てる。次に「できる人」から「できる人を育てる人」に育てる。その連続性こそが、組織の発展・継続には必要です。ですから育成の評価は、その部下ではなく、部下の部下を見た時にこそ真実が発揮されます。往々にして「できる人を育てられないできる人」になってしまうことが多くあります。それは連鎖を止め、かつ組織の成長を阻害することになります。できる人は、育成する側になったにも関わらず「できる人を育てられない」ということは、その役割において「できる人ではなくなる」。これでは組織は発展しません。

 

できる人を育てる
できる人を育てる人を育てる

 

できる人が、「できる人を育てる人」になるにはポイントがあります。それは企業としての意義を知ること。スタンスやスキルを身につけること。なぜ、「できる人」は「できる人を育てられない」のか?そこには、できない人をできる人にするスタンス / スキルが、できる人にはできる人であるがゆえに圧倒的に不足していることに起因します。

 

その経営陣、マネジメント層が育つ組織戦略がなければ、今の業績も一過性に過ぎません。あるいは、組織の拡大・事業の発展はありません。育っていないではなく、経営者が育てていない。その現実を受け入れて、社内にできる人を育てる風土・制度を作ることが大切です。貴社に、「できる人を育てる人」を生み出す経営陣・マネジメント研修はありますか?幹部育成・マネジメント層育成にお悩みの経営者の方は、お気軽に無料経営相談をご利用ください。

 

2018年8月14日 投稿|     

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