ー 住宅業界No.1の経営戦略パートナー
事業継承者不在という課題により、日本中小企業にもM&Aが増えてきました。実際にM&Aをするされる企業数は2022年現在、年間 4280件となっておりそのうち住宅・建築業界の比率は全業種の中でも上位となっています。
ですが、行き当たりばったりでM&Aをしていては、ほぼ確実に失敗します。
・M&Aしたのに、思ったほど利益が上がらない
・コア社員の離職で衰退してしまった
・思い描いたシナジーが得られなかったなど
・当初想定していたPLよりも売上も利益も低い
一度失敗してしまった買い手の経営者の方からのご相談が増えております。
銀行さんから、M&A仲介会社さんから、ぱっと出てきた会社で、いきなり成功するなんてことは、そもそもあり得ないと思っております。ですから、弊社では買い手、売り手どちらの経営者さんをご支援する場合でも、必ず基準を明確に定めています。
買い手のための「失敗しないM&A」
1.良い会社を定義する
ぱっと出てきた会社が良いか、悪いかではなく、この条件をクリアしたらM&Aをするという基準を定める事が必要不可欠です。
・どこのエリアならば良いのか?
・どの事業体ならばいいのか?
(注文住宅?不動産?リフォーム?設計?下請け工務店?などなど)
・組織形態や平均年齢はどうか?
・競争優位性や付加価値はどうか?
・PLとBSの現状と改善ストーリーは?
こういう条件であれば!というそもそもの基準を定めていない中で、出た企業から選択して買うという行動自体が失敗を招きます。
2.ルールを決める
相手がどんな会社か?はもちろんですが、どんな条件か?もとても重要です。現在の経営状況をどんな条件で交渉するか?この条件を誤っていたら、たとえディールに成功したとしても、経営としては失敗である。ということも少なくありません。
・デューデリジェンスの方法は?
・現在価値と未来価値と投資金額
・持ち金か、借入か、LBOローンか
・表面保証の条項は?
などなど、銀行が、仲介会社が、自分ではない誰かが良いと言ったから良いでは済まないです。他人を信用して行動するのではなく、ご自身の決断軸を明確に判断する事が重要です。
※特に仲介会社さんにとっては成立すれば利益となるので安易に信じて決断するべきではありません。買い手、売り手どちら側も同じ仲介となるため、本当の交渉は自分でする必要があります。
3.ビジョン、事業戦略、競争優位
なんとなく良さそうだからやる。売上高が上がるからやる。エリアを拡大できるからやる。シナジーがありそうだからやる。受動的なリアクションでM&Aはするものではありません。描いているビジョンや事業戦略として必要だからと探して見つけて能動的にアクションするものではないでしょうか?
・ビジョン実現に、本当に今か?
・事業戦略として、本当に他より優先か?
・本当に、事業シナジーは見込めるか?
・しっかりと競争優位性の源泉となるか?
自己満足ストレッチによるM&Aは会社に大きなダメージを与えます。今一度、客観的に企業経営の視点から考えてみる余地があります。
これらの3つはとても重要です。事実、M&Aをきちんと企業成長につなげている「日本電産」や「SHIFT」にはこれらの基準が明確にあります。
このような課題はありませんか?
・仲介会社から進められてなんとなく買おうとしている
・エリア拡大のためだが、次のエリアが本当にここでいいのか?
・事業領域拡大のためだが、本当にシナジーがあるのか?
・住宅業界の他社のM&Aの成功事例も失敗事例も知りたい
・属人性や組織状況、持続的成長に若干の不安がある
まずは私たちにご相談ください
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