ペプシパラドックスとブランド経営

投稿日:2018年08月07日

 

ペプシパラドックスとは・・・
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ペプシコーラとコカコーラどちらが美味しいか?
ブランド名称を隠してブラインドテストをした結果、味で選ばれたのは「ペプシコーラ」でした。しかし、ブランド名称を隠さずにどちらを選びますか?というテストをすると、人は「コカコーラ」を選んでしまうということも明らかになりました。味では勝っているにも関わらず、比較されると負けてしまう。これをペプシパラドクスと呼びます。味だけではなく、ブランドで選択する。ということが事実あるということです。

 

 

なぜ、ビルダー経営にブランドが必要か?
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これは、ビルダー経営においても非常に重要です。
ブランドビルダーになるということは、同じ金額だったらA社を選択する。
あるいは、金額が多少高くてもA社を選択する。このブランドを作ることにこそ競争優位性があります。

 

「良い家を建築していれば選ばれる」 

 

我が社の方が、良い建材を利用しているのに・・・
我が社の方が、高品質の家づくりをしているのに・・・
我が社の方が、良い設計をしているのに・・・

 

そう経営者が考えたところで、「お客様に選ばれ」なければ会社は発展しません。
ですから、「ブランドをつくる」という経営者にしかできない仕事によって、
会社を強くする。選ばれる確率をアップするということは非常に重要になります。

 

ブランドのある会社には、
「お客様」も集まりますが、「優秀な人材」も集まります。

集まる経営にこそ、競争優位性の源泉がある。

 

 

「本命率」と「お客様の声」
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弊社で経営コンサルティングをさせていただく際に、お客様アンケートを必ず実施しています。

 

重要な「市場の声」は経営には必須だからです。
ブランドという観点から考えると2つ重要な指標があります。

 

①「本命率」

 

測定方法はいろいろありますが、まずは自社がお客様の中で何位に属しているか?という点。
大手HMで建てられなかった時の代替企業なのか?あるいは他社に行った後に比較で来られたのか?
そもそもできたらこの会社で建てたい。と考えて来社されたのか?

 

来場されるお客様の本命率は、企業のブランド力を図る1つの指標になります。

 

 

②お客様の声(選ばれた理由)

 

住宅購入者の方の企業選択理由の1位は、「スタッフ」です。
営業にせよ、設計にせよ、この人にお願いしたい。そう思っていただけたかどうか?がポイントになります。
理想の暮らしがカタチになる。一緒に家づくりを楽しむ。家づくりの満足度にはたくさんの要素があります。

 

と同時にペプシパラドックスではありませんが、「この会社で建ててよかった。」というお客様の心に残る
オーナーシップは非常に重要です。人、サービスはもちろん重要ですが、ここに「企業ブランド力」が大きく関与します。

 

今建てているお客様の選択理由に「企業ブランド」があるか?
人、サービスのチェックと共に競争優位性となるブランドのチェックをすることも非常に大切です。

 

お客様に選ばれる。求職者に選ばれる。スタッフに選ばれる。
そんな求心力となるブランドをつくる。

 

ブランド経営には、ブランドをつくるノウハウがあります。
地域No1ブランドビルダーの作り方。 

 

それを実践している会社とそうでない会社の差は、
如実に「売上成長率」と「利益率」に出ています。

 

2018年8月7日 投稿|     

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