ー 住宅業界No.1の経営戦略パートナー
全国の住宅会社さんから「完工粗利」「工程管理」「現場監督の育成」に関するご相談が増えております。ウッドショックによる原価高騰がある中で、以下に高い品質の施工管理をすることで売上高総利益率を確保するか。が住宅会社にとって重要なテーマになっています。
以前、アンドパッドさん主催の勉強会にて、完工粗利30% 現場監督1人当たり年間24棟に関する平準着工に関してセッションさせていただきました。この時以来、現場管理システム、完工粗利確保、経常利益率10%モデルに関するご相談が増えております。なぜ、多くの住宅会社が出来ていない「平準着工」が大事なのか?なぜ、つまづくのか?について書かせていただきます。
===平準着工が重要な理由===
1.お客様満足度を下げるから
平準着工が出来ないと、着工月によって工程管理の品質、工期がずれてしまいます。これは忙しさの波が生まれてしまうことに起因します。工期延長やミスが起こると、当然お客様満足度は低下します。すると、紹介率の低下、見学会の実施不可等により、会社の売上高に影響を与えてしまいます。建築させていただいた目の前のお客様にご満足いただくこと。これが出来ないと、当然に売上高は伸びていきません。
2.利益率が低下するから
平準着工が出来ていない会社は、必ず「決算前に完工数が増える」という現象が起きます。決算期末に完工が増え、期初に激減する。こうなると期末の完工物件ではミスが増え、クレームが増え、売上高は担保できても完工粗利が低下します。これにより営業利益の低い経営になってしまっている会社さんがとても多いのが現状です。
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なぜ、平準着工が進まないのか?
「平準着工をやろう!」と意思決定したのに、うちの会社では全然出来ません。皆さんどうなのでしょうか?といったご相談をとても多くいただきます。これはほぼ全ての会社さんで起きる現象であり、平準着工を阻む3つの壁をクリアすることが必要になります。
平準着工を阻む3つの壁
①責任者不在
平準着工をするように現場監督に指示をした。しかし、一向に守られない。営業が着工枠を埋めないから出来ない。こういったことが必ず全ての会社さんで発生します。責任者は誰なのか?現場監督は催促することはできても、スケジュールを守ることはできても、着工枠を埋めることはできません。月次着工枠を埋めるためには、営業段階でのスケジューリングが必要不可欠です。営業と現場監督での業務規定を明確にし、月次着工枠における責任者を決めることが必要不可欠になります。
②前倒しが出来ない
「お客様のご都合、土地の状況により、着工がずれてしまいます。」はい、これも最もいただくお悩みになります。平準着工において大切なことは後ろにずれる案件を0にすることではありません。これは不可能だからです。大事なことは、翌月、翌々月の着工を前倒しにすることで当月の着工数を維持するということです。これにはある程度の受注残が必要となり、集客と契約側からテコ入れをする必要があります。
③決算駆け込み完工
決算前に駆け込み完工して売上高を担保していると、その駆け込み完工のループから抜け出すことが出来なくなってしまいます。今期でこのループを脱出すると決めて、四半期ごとの完工を増やしておき、決算前完工数を減らし、翌期初の完工数を持って新しい期を始めることが重要になります。場合によっては、その期の利益を多少減らしてでも次の期初に完工を持って始めることが重要になります。
完工粗利を高める、紹介率を増やす、完成見学会を定期開催するためには、必須なのが平準着工。しかし、簡単にできないのも平準着工。期末完工モデルから脱却しませんか??
このような課題はありませんか?
・期末完工数が多く、仕事の波が大きい
・決算を終えると、売上高総利益率が28%以下だ
・現場監督1人当たりの年間棟数が18未満だ
・営業利益率が7%を越えてくれない
・集客、営業、実施、施工、引き渡しをデジタル経営にしたい
まずは、私たちにご相談ください。
「平準着工をやりきりたいです!!・・・」
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