ー 住宅業界No.1の経営戦略パートナー
事業継承のための「ファミリービジネス」
日本ではあまり研究されることのない領域ではあるが、欧米ではファミリービジネスはリスペクトされ、経営学として研究されています。ケロッグ経営大学院MBAなどもその代表です。
「中小企業の成長発展」
をミッションとする弊社としては、経営戦略、組織戦略はもちろんのことファミリービジネス戦略にも貢献することでより優れたコンサルティングを提供していきたいと考えています。
経営者の高齢化に伴う、M&A、廃業、経営合理性の低い継承など、これまで多くの日本中小企業のファミリービジネスの問題点を体感してきました。グローバルに戦えるsmall but No1の技術を持つ日本の中小企業がM&Aされていく、あるいは廃業していく悔しさを味わう事も少なくありません。
年間、およそ420社程度の中小企業の経営に関わる弊社でそうですので、日本国内の中小企業で言えば、かなりの問題を内包しているのではないかと思います。住宅業界の事業継承も例外ではありません。しかし、その問題の大抵のことは既知の見解であり、継承のために、オーナーシップ、経営マネジメント、ファミリーの三要素をしっかりと準備しておけば解消出来るということがわかっています。
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良くあるファミリービジネス問題
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1.優れた経営者が、会長により追い出される
→経済合理性、経営合理性的には長男を経営者にしておいたほうがいいのに、何故、会長はオーナーシップを発揮して追い出してしまうのか?
2.2名以上の息子が事業を継承するも、分裂してしまう
→経営合理性、および家族継承のためにも協力し合うことが最適であるのに、何故、分裂し争いに発展してしまうのか?
3.企業の発展を考えると、最善ではない息子への継承による事業衰退
→何故、経営的に誤った継承をしてしまうのか?何故、息子を経営者として育成していないのか?
ファミリービジネスにおける事業継承の問題あるあるは数えればキリがありません。しかし、世界に目を向けると優れた継承による優れた企業はたくさんあります。
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ファミリービジネスの代表例
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自由主義経済圏では、ファミリービジネスは国民総生産の50~90%を占めており
・自動車業界 ポルシェ BMWなど
・高級ブランド品 エルメス フェラガモなど
・旅行業界 カールソン マリッツなど
欧米では、継続的かつ高収益をあげるファミリービジネスはリスペクトされています。
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ファミリービジネスの定義
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国際的に、ファミリービジネスとは、どんな企業を表現するのでしょうか?
1.3人以上のファミリーが経営に関与している
2.2世代以上にわたりファミリーが経営をしている
3.現在のファミリーが次の世代に経営権を譲渡するつもりである
この3つのうち、1つを満たしている企業をファミリー企業と定義しています。
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ファミリービジネスの三要素
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①オーナーシップ(株式)
②経営権
③ファミリー
この3つの権利をどのように保有しているか?どのようにこの3つにガバナンスを機能させるか?がファミリービジネスの肝になります。この3点の「どこに立脚点をおくべきか?」。それが事業継承のポイントになります。それを図で表したものが、「スリーサークルモデル」です。
「スリーサークルモデル」とは
1~7は、3要素の保有を表現しています。
1~7のどこに属するか?あるいは第一世代〜第三世代のファミリービジネスのどこに属するか?
を考慮し、ジェノグラムを書くとどの段階のどのカテゴリーにどんな問題が起きるか?はある程度、想定されるものがあります。にもかかわらず、日本中小企業においては、「愚者は経験に学び」の通り、全国で同じような失敗を同じように繰り返しているのが日本の現状となっています。
日本中小企業における事業継承は、これらのすでに知見があり、事前に対策を打てることを想定してから事業継承をすることで、ビジネスとファミリーを発展させることが必要であると考えています。資産の相続だけではなく、この3つの点を考慮し、
(1)ファミリー オーナーシップ 経営 それぞれに機能するガバナンスシステム
(2)ファミリーとビジネスを次の世代に移行させる事業継承計画
を作り、次の代の経営までを円滑に支援することを弊社ではポリシーとしています。中小企業の成長発展のために、成長戦略と適切な継承戦略を。事業継承にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。他社ケーススタディーなども含めて無料経営相談をさせていただいております。