縮小する住宅市場における「正しい戦略」

投稿日:2017年12月08日

縮小する住宅市場における「正しい戦略」

 

全ての市場には、「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の業界推移があり、そのタイミングにあった戦略があります。今、住宅市場は「成熟期」〜「衰退期」にあり、これから間違いなく「衰退期」であることは間違いありません。

 

成熟期における基本戦略は、
マイケルポーターが掲げる3つの基本戦略と同様です。

 

・「コストリーダーシップ戦略」
・「差別化戦略」
・「集中戦略」

とされていますが、成熟になると急激に利益を上げられる会社が減少し、
競争業者が減少していきます。その衰退期に勝ち残れるかどうか?はその期に入るまえの戦略で全て決してしまいます。

 

衰退期における基本戦略は、

 

「リーダーシップ戦略」
「拠点確保戦略」
「刈り取り戦略」
「即時撤退戦略」 の4つになります。

 

「リーダーシップ戦略」

シェアを獲得し、市場でのリーダーシップを握る。
これは成熟期から仕掛け、シェアを獲得しておくことで
衰退する市場の中でも確実に売上・利益を確保する方法

 

「拠点確保戦略」

 

同業界の中でも特定のセグメント(例えば坪80万円以上の高性能住宅市場)で
強力な地位を築きそのセグメントを守り、売上・利益を確保する方法。
この戦略においても成熟期から特定セグメントを狙い定め、地位を築いておく。

 

「刈り取り戦略」

 

成熟〜衰退する市場の中で、これまでの自社の強みを生かし、投資をおさえ
最大限利益を確保する。市場ポートフォリオとしては、「金の成る木」と
捉え、得た利益を次の事業に再投資し、企業の次の道を作る

 

「即時撤退戦略」

 

上記いずれも不可能である場合、まだ事業価値がある、あるいは傷口が広がる前に
他社へのM&Aも検討し、撤退を検討する。できれば撤退による収益(売却)を狙い、
得た収益により、再投資で次の事業を展開する。

 

・低金利により比較的市場環境が良い現状。
・2019年の増税により市場縮小が促進されることが予想される市場環境。

 

この2つの市場環境から考え、
衰退期にはいる際に4つのどの方向に舵を切るべきか?は2018年が最後の機会です。

 

2018年の経営戦略は明確ですか?

 

エリアにおける市場環境、競合状況、自社状況を踏まえ、
今だからこそスタジオ展開によりシェア拡大をしておくのか?

 

あるいは、多角化戦略によりシェア拡大をしておくのか?

あるいは、拠点確保戦略に備え、自社のセグメントを絞り、地位を高めておくのか?

 

 

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2017年12月8日 投稿|     

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