ブランド企業に存在する「顧客価値」と「従業員価値」

投稿日:2017年07月17日

 

 

経営者が強いブランド企業をつくるには、

顧客への強い訴求価値と同様に、従業員への強い訴求価値を作ることが必要です。

 

 

 

従業員への訴求価値は、EVP(employee value proposition)と表現されます。

 

従業員への強い訴求価値とは、

「なぜ能力の高い人材が、ここで働くことを選ぶのか?」という価値をつくることです。

 

 

なぜ、企業は意図的にEVPを強化する必要があるのか?

 

それは、企業は優秀な人材獲得競争、優秀な人材育成競争という人材競争市場にいるからです。優秀な人材を獲得するために各社とも業界を超えて激しい人材獲得競争をしていると同時に、獲得した人材をいかに早く有能な経営人材、マネジメント人材に育成するか。という競争に晒されていることに強い危機意識を持つことが必要ではないでしょうか?

 

 

どんなに優れたビジネスモデルであっても、優れた組織がなければ、企業は成長することはできません。企業の成長、持続的な競争優位性には、経営人材が必要不可欠であることはどんな経営者も理解されていることと思います。

 

 

人材を引き寄せ、育て、意欲を引き出し、つなぎとめることができる企業は、

他の企業よりも多くの優秀な人材に恵まれ、業績を向上させることができます。

 

有能な人材が大口顧客と同様に重要であり、

従業員価値は、顧客価値と同様に重要なものです。

 

しかし、顧客価値と同等以上に従業員価値を追求している経営者は決して多くはありません。

 

 

顧客価値ブランドとは

例:ボルボ 「安心で頼れるファミリーカー」

ボルボの顧客へのブランドメッセージは、高い安全性である。

 

 

従業員価値ブランドとは

例:GE 「世界レベルのゼネラルマネージャー」

GEの従業員(求職者)へのメッセージは世界レベルの

経営人材になろうということである。

 

 

 

優秀な人材を集め、

優秀な人材が育ち、

優秀な人材が企業成長を牽引する。

 

これは、結果論ではありません。

 

 

 

経営者の強いリーダーシップのもと、構築されたブランドであり、

時間と労力をかけて作っていったEVPの成果です。

 

市場へのブランド構築と同様に、

従業員(求職者)へのブランド構築を行わなければ人材獲得・育成競争時代にいて

企業は持続的な優位性を築くことはできません。

 

 

・従業員(求職者)へのブランド価値の創出

・優秀な人材が育つ教育制度・評価制度

・経営幹部・マネジメント層の育成制度

など、強いEVPを構築することこそ、企業成長には必要なことです。

 

 

強い人事制度、組織戦略を作っている会社だけが、100棟ビルダー、地域No1ビルダーへの扉を開くことができます。継続しない短期的な売上・棟数には本質的な意味はありません。持続的な優位性の確立のためには、組織戦略、EVPの確立が必要不可欠です。

 

御社には、優秀な人材を引き寄せ、育て、活躍し続けるEVPはありますでしょうか?

2017年7月17日 投稿|